2013年9月18日水曜日

東北大学の天文学会にて


 プロジェクトリーダの長田です。
 
東北大学で開かれた日本天文学会の秋の年会に行って来ました。学会では3.8m望遠鏡の進捗状況を発表しました。いろいろと励まされることもありました。
 
さて、仙台の街を見て歩いていると観光名所は何でもかんでも伊達政宗という感じでした。そして珍しいものというと支倉常長(はせくらつねなが)ばかり出てくるのですが、支倉は伊達政宗の命を受け、遣欧使節を率いて1615年にはローマにまで達し、教皇パウルス5世に謁見しています。
 
そして、翌1616年にこのパウルス5世の命令のもと、イエズス会の枢機卿ベラルミーノに召喚されてコペルニクスの学説を撤回するよう言われたのがガリレオ・ガリレイだったのでした。彼のこの後の書物では、コペルニクスの地動説を説く人とそれまでのアリストテレス流の天動説を信奉する人とが対話する形を取っていて、コペルニクス学説に片寄っているわけではないとの理屈でしたが、1633年に2度目の宗教裁判で有罪となるのは皆さん御存知のとおりです。
 
望遠鏡で初めて宇宙の不思議にふれたガリレオとニアミスをした人が、東北の地にいたとは知りませんでした。
 
伊達政宗の墓所である瑞鳳殿の石段(の一部)。なかなか大変でした。ここまで上ってきた、これからも上っていくぞ!と。
 
 
 
 
 

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